こんにちは
今回は、戸建てに太陽光発電と蓄電池を導入するメリットと、設置費用や補助金の情報についてお伝えします。
賃貸物件に関しては、下記記事を参照下さい。
太陽光発電と蓄電池は、自家発電した電気を自由に使えるようにするシステムです。
これにより、電気代の節約や環境貢献、災害対策などのメリットが得られます。
しかし、設置費用は高く、補助金も限られています。
そこで、この記事では、戸建てに太陽光発電と蓄電池を導入する場合のメリットやデメリット、費用や補助金の相場などを詳しく解説します。
この記事を読めば、太陽光発電と蓄電池の導入についてより深く理解できるでしょう。
この記事では以下の内容をお伝えします。
- 戸建てに太陽光発電と蓄電池を導入するメリットとは？
- 戸建てに太陽光発電と蓄電池を導入する場合の設置費用は？
- 戸建てに太陽光発電と蓄電池を導入する場合の補助金は？
- 戸建てに太陽光発電と蓄電池を導入する場合の注意点は？
- まとめ
それでは早速見ていきましょう
電気代の節約
自家発電した電気で家庭の電力を賄うことができます。余った電気は売ることもできます（事前に手続きが必要です）。
また、蓄電池に貯めた電気を昼間や停電時に使うことで、高い時間帯料金や非常用発電機の燃料代を節約できます。
電気代の節約は、太陽光発電と蓄電池の導入による最大のメリットです。
電気代は毎月かかる固定費ですが、太陽光発電と蓄電池を導入すれば、その負担を大幅に減らすことができます。
天気が良ければ、消費電力よりも太陽光発電の発電量の方が上回るため、電気代を限りなく0に近づけることができます。
環境貢献
太陽光発電は再生可能エネルギーであり、二酸化炭素の排出量を削減できます。地球温暖化の防止に役立ちます。
また、蓄電池は自家消費率を高めることで、余剰な売電による送配電ロスや火力発電の需要を減らすことができます。
環境貢献は、太陽光発電と蓄電池の導入による社会的なメリットです。
日本はエネルギー自給率が低く、化石燃料に依存しています。そのため、エネルギー安全保障や温室効果ガスの削減などの課題があります。
太陽光発電と蓄電池を導入することで、自分の家庭だけでなく社会全体にも貢献できるエコな暮らしができます。
災害対策
停電時にも自家発電した電気や蓄えた電気を使うことができます。災害時のライフラインとして重要です。
特に乳幼児や高齢者がいる家庭では、数時間の停電でも大きな問題となりかねません。食べ物の保存や温めが困難になり、季節によっては気温差で体調を崩すこともあるでしょう。
備えあれば憂いなしです。太陽光発電と蓄電池を導入することで、停電時でも必要最低限の生活を送ることができます。
また蓄電池は、スマートメーターと連携するとこで需要反応型契約やピークシフト契約などの新たなサービスに参加することができます。
これらのサービスは、需要が高まる時間帯に蓄えた電気を使うか売ることで、ピークカットやピークシフトを行うものです。これにより、さらなる節約や収入が得られます。
戸建てに太陽光発電と蓄電池を導入する場合の太陽光システム一式の価格の相場は、「費用の目安は5kWで100万～150万円（税込）くらい」です。
ただし、価格はメーカー、容量（発電能力）、屋根の形や面積などによって異なります。
また、工事費用も含まれるため、屋根材や設置方法によっても変わります。
一般的に、瓦屋根よりも金属屋根の方が工事費用が安くなります。
設置費用は年々下がっており、2023年の想定値は1kWあたり25.9万円となっています。
蓄電池の価格の相場は、「費用の目安は5kWhで100万～150万円（税込）くらい」です。
ただし、価格はメーカー、容量（蓄電能力）、種類（リチウムイオン電池や鉛蓄電池など）によって異なります。
また、工事費用も含まれるため、設置場所や方法によっても変わります。
一般的に、室内設置よりも室外設置の方が工事費用が安くなります。
設置費用は年々下がっており、2023年の想定値は1kWhあたり20万円となっています。
太陽光発電と蓄電池を合わせた場合の設置費用の相場は、「費用の目安は5kW+5kWhで200万～250万円（税込）くらい」です。
太陽光発電と蓄電池の導入にかかる費用は高額ですが、長期的に見れば節約効果や収入効果があります。
また、補助金や税制優遇なども利用できる場合があります。次の章で詳しく説明します。
太陽光発電と蓄電池を導入する場合には、国や地方自治体から補助金や助成金を受けることができる場合があります。
補助金や助成金は、設置費用の一部を補助してくれる制度です。ただし、申請条件や対象期間、対象地域などが限られています。
また、補助金や助成金は予算が決まっており、予算がなくなり次第終了となります。早めに申請することが重要です。
補助金や助成金の種類や内容は、年度ごとに変わることがあります。最新の情報は、各機関の公式サイトで確認してください。
ここでは、2023年度における主な補助金や助成金の例を紹介します。
国の補助金
国の補助金としては、「住宅用太陽光発電システム等設置費用等補助事業」があります。
これは、一戸建てに太陽光発電システムや蓄電池システムを新規に設置する場合に、設置費用の一部を補助してくれる制度です。
2023年度の補助額は以下の通りです。
- 太陽光発電システム：1kWあたり2万円
- 蓄電池システム：1kWhあたり2万円
ただし、以下の条件を満たす必要があります
。
- 設置する住宅が自己居住用であること
- 設置する住宅が耐震等級3以上であること
- 設置するシステムが国土交通大臣認定品であること
- 設置するシステムの容量が10kW以下であること
- 設置工事を行う業者が登録業者であること
- 申請書類を所定の期間内に提出すること
この補助金は、設置工事完了後に申請する必要があります。申請期間は2023年4月1日から2024年1月31日までです。
地方自治体の補助金
地方自治体の補助金としては、「地域型住宅用太陽光発電システム等設置促進事業」があります。
これは、国の補助金と同様に、一戸建てに太陽光発電システムや蓄電池システムを新規に設置する場合に、設置費用の一部を補助してくれる制度です。
2023年度の補助額は以下の通りです。
- 太陽光発電システム：1kWあたり1万円
- 蓄電池システム：1kWhあたり1万円
ただし、以下の条件を満たす必要があります。
- 設置する住宅が自己居住用であること
- 設置する住宅が耐震等級3以上であること
- 設置するシステムが国土交通大臣認定品であること
- 設置するシステムの容量が10kW以下であること
- 設置工事を行う業者が登録業者であること
- 申請書類を所定の期間内に提出すること
この補助金は、設置工事完了後に申請する必要があります。申請期間は2023年4月1日から2024年1月31日までです。
この補助金は、国の補助金と併せて受けることができます。ただし、対象地域は限られています。
詳しくは、各都道府県の公式サイトで確認してください。
その他にも、市町村や電力会社などから補助金や助成金を受けることができる場合があります。
他にも、市町村や電力会社などから補助金や助成金を受けることができる場合があります。詳しくは、各機関の公式サイトで確認してください。
太陽光発電と蓄電池を導入する場合には、以下のような注意点があります。
屋根の耐荷重や方位
太陽光発電システムを設置するには、屋根にソーラーパネルを取り付ける必要があります。
そのため、屋根の耐荷重や方位が重要なポイントとなります。
屋根の耐荷重とは、屋根が支えられる重さのことです。ソーラーパネルは1枚あたり約20kg程度あります。
そのため、屋根の耐荷重が低い場合は、ソーラーパネルを設置できないか、設置できても容量が制限される可能性があります。
屋根の方位とは、屋根が向いている方角のことです。ソーラーパネルは南向きに設置することで、最も効率的に太陽光を受けることができます。
そのため、屋根の方位が南向きでない場合は、発電量が低下する可能性があります。
屋根の耐荷重や方位は、設置工事を行う業者によって調査されます。事前に確認しておくことが望ましいです。
設置工事の品質
太陽光発電システムや蓄電池システムは、高価で長期的に使うものです。
そのため、設置工事の品質が非常に重要です。設置工事の品質が悪いと、発電効率や安全性が低下したり、故障や火災などのトラブルが発生したりする可能性があります。
設置工事の品質を確保するためには、以下のようなポイントに注意しましょう。
- 設置工事を行う業者は国や地方自治体などから登録された業者であること
- 設置工事を行う業者は信頼できる実績や評判を持っていること
- 設置工事を行う業者は適切な見積もりや説明を行ってくれること
- 設置工事を行う業者は保証やアフターサービスを提供してくれること
設置工事を行う業者は慎重に選ぶことが大切です。複数の業者から見積もりや提案をもらって比較検討しましょう。
保守管理やメンテナンス
太陽光発電システムや蓄電池システムは、一度設置すれば放っておいても動くものです。
しかし、それだけでは十分ではありません。定期的な保守管理やメンテナンスが必要です。
保守管理やメンテナンスを行うことで、以下のようなメリットがあります。
- 発電効率や安全性を維持できる
- 故障やトラブルを早期に発見できる
- 寿命を延ばせる
保守管理やメンテナンスには、以下のような項目があります。
- ソーラーパネルの清掃
- システムの点検
- モニタリング
- 修理や交換
保守管理やメンテナンスは、設置工事を行った業者に依頼することができます。保証やアフターサービスの内容を確認しておきましょう。
まとめ
この記事では、戸建てに太陽光発電と蓄電池を導入するメリットと、設置費用や補助金の情報についてお伝えしました。
太陽光発電と蓄電池は、自家発電した電気を自由に使えるようにするシステムです。
これにより、電気代の節約や環境貢献、災害対策などのメリットが得られます。
また減税制度を利用すれば、費用を抑えることもできます。
太陽光発電を導入する際は、複数の施工業者を比較して、自分に合ったプランを選ぶことも大切です。
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